• 避妊のメカニズム
  • IUDの使用に際して
  • IUDのメリットとデメリット
  • IUDの疑問

IUDによる避妊

IUD(子宮内避妊用具)とはIntrauterine deviceの略で、避妊の目的で子宮内に装着する小さな器具のことです。IUDは一度装着すれば、数年にわたり避妊が可能なので、出産経験があり、長期の避妊を望む女性に適しています。IUDには銅が付加されているもの、されていないものなどいくつか種類があります。銅が付加されている銅付加IUDは避妊効果が高いことで知られていることから、IUDのコンテンツでは銅付加IUD(IUD)を中心に学びましょう。

IUDのメリットとデメリット

なるほど~

IUDの「良き」も「悪しき」も理解する

銅付加IUD(IUD)は一度装着すれば、2~5年間、避妊ができます。
メリットやデメリットなどを含めた特徴をよく理解したうえで、「アナタの避妊法」としてお選び下さい。

IUDのメリット

  • 女性主体で避妊ができる
  • 一度挿入すれば、数年にわたり避妊が可能
  • 授乳中でも使用可能
  • 毎日、避妊のことを考える必要がない

IUDのデメリット

  • 医師による装着、除去が必要である
  • 生理の量が増えることがある
  • 妊娠・出産の経験のない女性は、医師に相談する必要がある

IUDの副作用について

IUDを装着すると、下記のような副作用が起こることがあります。症状がひどい場合や長く続くときは医師に相談してください。

  • 月経異常
  • 過多月経
  • 月経時期以外の出血
  • 腹痛
  • 疼痛
  • おりもの など

その他、骨盤内炎症性疾患、子宮外妊娠、IUDの脱出・穿孔にも注意する必要があります。発熱、下腹部痛、おりものの異常、急な出血、疼痛、性交痛、急な腹部膨満感、下腹部痛(圧痛)などの症状があった場合は、直ちに受診してください。また、下腹部痛を伴う生理の遅れがあった場合、無月経の人で出血が始まった場合は、頻度は低いものの子宮外妊娠の可能性もあり、早期の処置が必要となりますので、直ちに受診してください。

IUDの穿孔(せんこう):まれにIUDが子宮壁に入ってしまうことがあります。

IUDが適している女性・適さない女性・注意が必要な女性

IUDが適している女性・適さない女性イメージ

IUDが適している女性

  • これ以上妊娠を希望しない女性
  • 次の出産まで期間をあけたい女性
  • 長期にわたり避妊を望む女性

IUDが適さない女性

以下の項目に1つでもあてはまる場合は、IUDを装着することができません。

  • 銅アレルギー及び銅代謝異常(Wilson病)がある
  • 性器の悪性腫瘍及びその疑いがある
  • 診断の確定していない異常性器出血がある
  • 先天性、後天性の子宮の形態異常(子宮腔の変化を来たしている子宮筋腫を含む)又は著しい位置の異常がある
  • 性器感染症(カンジダ症を除く)がある
  • 過去3ヵ月以内に性感染症(細菌性腟炎、カンジダ症、再発性ヘルペス感染、B型肝炎、サイトメガロウイルス感染を除く)にかかったことがある
  • 子宮頸管炎または腟炎にかかっている
  • 再発性又は現在骨盤内炎症性疾患(PID)にかかっている
  • 過去3ヵ月以内に分娩後子宮内膜炎又は感染性流産を経験したことがある
  • 出血性素因がある
  • 貧血を伴う過多月経がある
  • 子宮外妊娠を経験したことがある
  • IUD装着時又は頸管拡張時に失神、徐脈等の迷走神経反射を起こしたことがある
  • 妊婦又は妊娠している可能性がある
  • 産婦人科領域外であっても重篤な疾患がある

IUDの使用に際して注意が必要な女性

  • 先天性の心疾患または心臓弁膜症がある
  • てんかんがある
  • 月経量が非常に多い、貧血、月経困難症がある
  • 血液凝固阻害薬(血液を固まりにくくする薬)を飲んでいる
  • 出産経験がない
  • 副腎皮質ホルモンの長期投与療法を受けている
  • 授乳中である

妊娠したくなったら?

医師によってIUDを取り出すことにより、挿入前の状態に戻るので妊娠は可能となります。

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