性感染症[STI] の種類
性感染症(STI)とは、性行為によって、皮膚や粘膜を通して感染する病気の総称です。放置しておくと不妊の原因になるものや、カラダに重大なダメージを与えるものもあります。何か異常を感じたり、不安を感じる行為をしてしまった場合は、必ず検査を受けるようにしてください。
梅毒
梅毒トレポネーマの感染により起こる感染症です。感染から2~3週間後に固いしこりができ、2~3か月後には体全体に発疹などの皮膚症状が現れます。早期に治療を開始すれば完治しますが、進行すると脳の神経が侵されることもあります。
|
♀女性のSTI |
♂男性のSTI |
---|---|---|
♀女性のSTI |
おりものの量が増えた |
おりものの量が増えた |
どの科に行けばよいの? |
産婦人科や泌尿器科で検査や治療を受けられます。また、皮膚症状の強い性器ヘルペスや尖圭(せんけい)コンジローマなどは皮膚科でも治療を行います。 |
泌尿器科で検査や治療を受けますが、女性と同様に皮膚症状の強いSTIは皮膚科でも治療を行います。 |
どんな検査をするの? |
疑われるSTIの種類によって若干の違いはありますが、問診を行い、おりものや性器の状態を観察したり、尿検査、血液検査、腟分泌物検査などを行います。 |
すが、問診を行い、おりものや性器の状態を観察したり、尿検査、血液検査、腟分泌物検査などを行います。 排尿時の痛みや熱感、膿の排出などについての問診に加え、性器の状態をみるほか、尿検査、血液検査、尿道の検査などを行います。 |
治療法 |
飲み薬や軟膏の他、注射や腟に入れる錠剤などもあります。ほとんどのSTIは薬で治療できますが、中には手術が必要なものもあります。なお、エイズはかつては死に至る病とされていましたが、最近の治療法の進歩によりHIVウイルスに感染しても適切な治療により通常の生活を過ごすことができるようになってきています。 |
飲み薬や軟膏、注射などの治療が中心です。女性と同様に進行した尖圭(せんけい)コンジローマの治療は手術となることもあります。 |
性感染症 [STI]を予防するための方法
性感染症(STI)は、いくら自分自身が気をつけていても、セックスの相手から感染する場合があります。また、自らの感染に気づかずに、どんどんと感染を拡大させてしまうこともあるので、しっかりと予防策をとることが大切です。そのためには、OCやIUD、IUS、避妊手術などの効果の高い避妊法をおこなっていたとしても、コンドームを活用することをおすすめします。コンドームの正しい装着法を学んで、性感染症(STI)の予防法として有効に使用してください。